…てか、コンビニの中に天然キャビアが売ってる時点で口が開いてしまう。

おじさんからは毎月、要らないくらいの食費は貰ってるが流石に高級なものを買うのは身が引ける。


大量に買い物を済ませ、美容室でトリートメントを購入し、私は部屋に帰ろうとした。


エレベーターに乗ろうとした瞬間、聞いたことのある低い声が私の名前を呼んだ。


ゆっくり振り返る。


声の張本人を見て私は仰天した。


「圭介…?」