その昇の行動に俺は何故かイラッとしてしまった。


何故だろうか…、こんなこと一度もなかったのに。


「良かった良かった!俺、凄く心配してたんだぜ~。クリスマスから翔しか来ないし」


昇は俺と千春の契約の事を知らない。

だから、俺しか来店しないことに疑問を抱いていたんだ。


「…忙しいんじゃない?仕事で」


「うーん、そうだよな~。千春ちゃん可愛いもんなぁ」

俺は飲んでいたコーヒーを吐き出しそうになった。


「……は?仕事に可愛いが関係あるのか?」