私が案内されたのは、地下の駐車場。 車で移動するらしい。 「どうぞ」 真島が車のドアを開ける。 漫画みたいにリムジンじゃないが、外車だということはわかった。 背負ってるリュックのチェーンが車に当たらないように慎重に車に乗り込む。 形は小さいのに、中は凄く広い。 なんて、感激していると、隣に男の人が乗り込んだ。 微かな香水の匂いが私の心臓を早くする。 「では、発車します」 合図と共に、車が動いた。もちろん運転しているのは真島。