──────互い──────


「うん、異常なし!」


すぅちゃんが私の頬を叩き、笑顔で言う。

2度目の診察日。


午前中、すぅちゃんが前来たときよりも軽そうな荷物でやってきた。


「痛いよ~…すぅちゃん」

叩かれた頬を擦りながら言った。


そんな私にすぅちゃんは笑いながらソファーにドカッと大胆に座る。

そして紅茶をすすった。


「で、さっき言ってた話したいことって?」


すぅちゃんは首を傾げ、目をキラキラさせながら私に聞く。