千春が歓声をあげて喜んでくれた。
それに俺は心を撫で下ろす。
今日しか外の世界には出れないが、もし、また出れる機会があればもっと計画を立てて行きたいと思う。
…千春はまた俺と出掛けたいと思っているだろうか。
こうやって誰かの為に一生懸命になるのも悪くはない。
千春が家族の為に一生懸命なる気持ちが少しはわかるよ。
「翔君、何笑ってるの?」
夜ご飯を食べに店に車で向かっている途中、隣に乗ってる千春が不思議そうに俺の顔を見ていた。
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