目の前で作業する昇さんは凄いかっこいい。 話すと、明るくおちゃらけた感じなのに、今、何かを作ってる昇さんは素敵だと思う。 …私も、服を売ってるときはかっこよく見えてたかな…。 大好きな事をやって、だらしなく見えることはないと思う。 早く店に戻りたいな─…。 「はい、完成」 コトン、と静かに私達の前にコップを置く昇さん。 翔君の“いつもの”はコーヒーらしい。 私のは……… 「わぁ!可愛い!」