「翔!日本に帰ってきてたのか」 鈴の音に気づいたのか、スタッフルームから出てきた男の人。 見た目はスポーツマンって感じだ。 「あぁ、…てか相変わらず黒いな」 翔君は微かに笑いながら男の人に話しかけた。 …わぁ、翔君が他人に笑ってる所始めてみた…。 勝手に私の胸が高鳴る。 「相変わらずイケメンだな!…あれ…、…翔の彼女?」 「……っかの!?」 男の人にそう言われ、私は耳まで真っ赤になり、叫ぶ。