同居の秘密。【完】



「笑うな」


翔君のチョップが飛んで来る前に私は昼食に手を伸ばした。


避けられなくてチョップを食らったが。


お腹がいっぱいになったところで、翔君が口を開いた。


「遊園地はもういいか?」


「うん!たくさん遊んだから。次はどこに行く?」


「…ちょっと行きたい所がある。着いてきてくれるか?」


もちろん!と言う前に私は思いっきり縦に首を振る。


着いていくに決まってますとも!