「翔君!起きて!」 朝、あのお気に入りのワンピースに着替え、気持ち良さそうに寝ている翔君を揺さぶり起こす。 眠そうに目を擦りながら起き上がる翔君。 …前髪、寝癖。 「もう8時だよ~」 「…まだ8時だろ。何でこんなに早く…」 「遊園地は早く行かないと混むんです!早くご飯食べて用意して!」 翔君の腕を引っ張り、ベットから引きずり下ろす。 それでやっと立ってくれた。 思わず笑みが溢れる。