「……で?何の用?」 「い~え。用なんてありませ~ん。ただ、翔様とお近づきになりたいな~て…」 照れながら言う小百合と言う女に、俺の中の何かが切れた。 「やっぱかっこいい~!凄くタイプゥー…」 「邪魔。目障りなんだけど。出ていってくれない?」 俺はイスから立ち上がり、女の元へと歩みより、上から睨み付けながら言い放った。 小百合と言う女は照れた時とは違う赤くした顔で部屋を出ていった。 これが本来の俺。