同居の秘密。【完】



「ちょ…っ」


「アハハ!あんたとは仲良くやっていきたいよ。千春さん」


笑いながら言う波留さんの笑顔はさっきとは違い、本当の眩しい笑顔だった。


何故か私が嬉しくなる。


「ここに多分ちょくちょく来るから話し相手になってやるよ」


「え!?本当ですか!?」


話し相手が出来ること。

それは今の私にとって1番嬉しいプレゼントだ。


すぅちゃんとは月1だし、翔君とは朝と夜しか会話が出来ない。


そんな暇な日々から脱出出来るなんて夢のようだ。