「ノートの…」 「はい、遅くなってしまい申し訳ありません。作るのに少々時間が掛かってしまって。世の中には出ていない品物ですから」 波留さんの言葉を聞いて私は唖然とした。 つまり、オーダーメイドってことだよね? さすが…お金持ちって考えることが凄いと思う。 フゥ、とため息をつき、私はテーブルに携帯電話を置く。 そして私はある疑問を波留さんに投げ掛けた。 「…波留さんは、どうして性格を作っているんですか…?」