「翔君、ベットに行こう?ここじゃ悪化しちゃうよ」


そう翔君に呼び掛けるが、反応なし。

しょうがない、と思い私は翔君の腕を自分の肩に回し、力を振り絞って寝室へと運んだ。


…いつもは私がダブルベットを使わしてもらっていて、隣には翔君が買ってきたシングルベットが置いてある。


私はあえてシングルの方を選ばず、ダブルベットへ翔君を置いた。


置いたと同時に私も一緒に崩れる。

…つ、疲れた。


きちんと翔君をベットに寝かせ、私はキッチンに立った。