千春と居るとなんだか心が休まる。 何でかはわからない。 女なんか大っ嫌いな俺がここまで女の事を気にしてしまうなんて、自分でも自分がわからなかった。 あの日。 初めて千春が朝飯を作ってくれて、送り出してくれたあの日。 帰ってきて千春が居なくて何故か焦ってる自分が居た。 部屋をくまなく探してもまだあどけない笑顔を持った千春はどこにもいない。 だから俺は地下に向かったんだ。