私がお風呂から出ると、翔さんは直ぐにお風呂場へ入っていった。 寒かっただろうなぁ。 と思い、私はキッチンに立ち、ホットミルクを作った。 ホットミルクは小さい頃から作ってるから得意分野。 隠し味は少しだけシナモンとココアを入れる。 お母さんがよく私に作ってくれていた。 リビングのテーブルに翔さんの分と私の分のマグカップを置く。 置いたと同時に翔さんがお風呂場から出てきた。 スンスンと匂いを嗅ぎながら。 …ほぁ。お風呂上がりの翔さん…、色気が半端無い。 直視が出来ない。