天神学園高等部の奇怪な面々

足元に落ちた首輪を、ソフィアは拾い上げる。

随分と年季の入った印象の首輪。

ところどころほつれたそれは、いつからシーの首につけられていたのだろう。

シーが自分でつけたとは思えない。

この首輪をシーにつけた人物は、どんな人間だったのか。

彼が人間になれる猫である事を知っていたのだろうか。

シーを優しく可愛がっていてくれたのだろうか。

シーは首輪をくれた人物の事が好きだったのだろうか。

肩の上でクッキーを咀嚼するシーの頭を撫でながら、そんな事を思いを馳せ。

「これ何かしら…」

ソフィアは首輪の裏側に、何かが取り付けられている事に気づいた。

小さな四角い…金属板のようだ。

首輪の裏側につけられていたのだから、装飾とは違うだろう。

見たところ、何か機械の部品のようだが…。