天神学園高等部の奇怪な面々

ごくごく静かな発射音。

しかし放たれたのは、確実に人間を殺傷に導く鉛の塊!

銃口初速830メートルという殺意の化身は、至近距離からアスラへと襲い掛かる!

どんなに身体能力に優れていても、回避できる距離ではない。

正面から飛来する7.62ミリ弾に何の反応も出来ないまま、アスラはただただ立ち止まり、次の瞬間。

「なっ!!」

アリスカが声を上げた。

…止まった。

発射された弾丸が、アスラの眼前数センチという所で静止したのだ。

空中に浮遊したまま、静止画像でも見ているかのように止まっている弾丸。

やがて弾丸は、金属音を立てて廊下へと落ちる。

床を転がる7.62ミリ弾。

それを見つめるアスラの左目は。

「ふぅ…危ない所じゃったわい…」

神々しいまでに金色の光を放っていた。