天神学園高等部の奇怪な面々

射撃音に気づき、他の黒服達も建物の窓から身を乗り出す。

やるべき事は同じだった。

侵入してきた一人の高校生。

目撃者は消すのが彼らのやり方だ。

各々拳銃を取り出し、躊躇なく発砲する!

訓練は受けている。

場数も踏んでいる。

人一人射殺するのに、何ら手こずる筈はない。

だというのに、眼下の少年は次々と射撃を回避する。

まるで超一流のアスリートだ。

どんなに足が速くとも、撃たれてからでは回避は間に合わない。

だから。

「次、右から!左から2発来る!その次は2階の奴が狙っているわ!」

啓太には心強いサポートがついていた。

月が物陰から黒服達を『読む』事で、事前に情報を与えていたのだ。