天神学園高等部の奇怪な面々

ソフィアを肩に担いだまま、二人の黒服は建物の3階へと上がる。

このまま組織からの迎えを待つ。

首輪を組織に持ち帰れば任務は終了だ。

何気なく窓から外の景色を見る黒服。

と。

「…?」

建物の外に、少年が立っていた。

ソフィアと同じ制服を纏った、眼鏡の少年。

まさか、ソフィアを救出しに来た?

尾行の気配はなかった筈だが。

何にしろ、好奇心猫を殺すという奴だ。

黒服は顎をしゃくって合図を出す。

頷いたもう一人が、内ポケットから拳銃を出した。

ノコノコこんな所に迷い込むから悪いんだぜ?

銃口が眼鏡の少年…啓太に向けられる。