天神学園高等部の奇怪な面々

月が再び目を開く。

「大勢いるわね…建物内の1階に5人、2階に3人、3階にはいないけど…あの二人組がソフィア先輩を3階に連れて行くつもりらしいわ」

「武器の類は?」

アリスカが月に問いかける。

「……全員が拳銃を持っているみたい。近づくのは難しいわね」

こちら側で飛び道具を持っているのはアリスカだけだ。

しかも狙撃銃は連射には向いていない。

大勢を相手するのは不利だ。

「…月はこの場であいつらの思考を読んでサポートして。私がここから一人ずつ仕留めるわ」

一刻も早くソフィアを助けたい所だが、急いては事を仕損じるのもまた事実。

ドラグノフのグリップを握り締め、アリスカは歯噛みする。

と。

「待て待て」

アスラが口を挟んだ。

「まるで月とロシア娘の二人で救出するような口振りじゃな。わしら三人は何の為についてきたと思っておるのじゃ?」

「「え?」」

声を揃えて顔を見る月とアリスカ。

「我に秘策あり…じゃ」

無表情のまま、アスラは呟いた。