「いや、違うでしょ。私ハンカチ渡しただけだよ?」 「親切にされたことなかったんじゃないの?初めて優しくされたから、玲奈に執着してんの」 「やめてよ」 「あの顔を見ればわかる。あれは恋をしている人の顔だね」 「顔って・・・半分以上がフードで隠れてるのに」 「勘だよ!女の勘!」 「少女漫画の読みすぎだよ」 繭はすぐこういう話題に結びつける。まあ私も自分に起こっていることじゃなきゃそう考えたかもしれないけど。 でも、何かがそうじゃないと私に告げる。