「すまなかったな

私に用があるようだか

その前に
そこにいる者たちに
飲ませてやってくれ

それがおわったら
この者が終わるまで

待っていてくれ」



李桜は
いわれたとおりに
した


しばらくして


「いきなり
すまなかった

少し手こずってしまった
私に何か用があるのか?」



「いえ
あなたというよりは

動物たちが
村の畑を荒らすので

その原因を確かめにきたのです」


「やはり
そうだったのか

おかしいと思ったんだ

村の人が
譲ってくれているなんて・・・

すまない

もうしないように言っておく」