『え?男バスのマネージャー?』


『うんうんっ千晴と私で!』


念願の休み時間

突然の私の案に、目を丸くする千晴。


『先生顧問だしとっくんバスケ部だし!』


これは入るしかないでしょ?


我ながら、冴えてるよっ


千晴はちらりと
とっくんを見て頬を染めた。


『でも…そんな不純な動機でマネージャーしてもええんかなぁ?』


心配そうに私をみる千晴。


はいっ!でたよ―

困ったちゃん!!


『そんなん良いじゃん☆不純かどうかより、とっくんと仲良くなる方が大切だよ』


『そっかぁ…でもなんかドキドキするな』


千晴が苦笑いする。


『私も…多少の不安はあるよ。でも一緒に頑張ってみよ?』


私の言葉に千晴は頷いた。


『琴ちゃんありがと。大好きっ』




私たちは放課後、
先生に言いに行く約束をした。