先生にドキドキ余韻を残しつつ…


ふと私の頭にあることが思い付いた。


『あ…』


まさに突然のひらめき


同時に授業開始のチャイムが鳴り響いた。


ガタガタと席に戻るクラスメイト。


あぁあ…!?


今…すっごく良いこと思い付いたのにぃ!


この案を…1秒でも早く千晴に伝えたい。


私は千晴の席を見た。


《ちはる―…!》


目で叫ぶ。


千晴はそんな私の視線に気付いてこっちを見た。


おぉっ さすが…!

親友だぁ!


私は必死の想いを口パクで千晴に伝える。


《話したいからサボろう!!!》