それから数日、

相変わらず教室で
とっくんと他人な千晴。


ううぅ…

じれったい!



『ごめん…うちも話たいんやけど…』


申し訳なさそうな千晴。


私に謝っても
意味ないんだよ…




とっくんを観察すると
彼もチラチラと千晴を見ていた。


とっくんも千晴も
お互いに意識しあってる。


だけど話しは出来ない。


そんな感じだった。




きっかけがあれば…





席に座りながら
そんな事を考えていると


廊下の窓越しに
先生の姿が見えた。