心地よいリズムで
体がゆさゆさされる。


私を呼ぶ大好きな声ー…


『桐山ぁ…桐山~…』


うっすら目をあける。




目を…あける??

え?私…寝てた!?



『桐山…琴美氏?おきた?』


目をあけると

目の前には
大好きな先生の顔があった。


ってか…琴美氏?

琴美氏って呼んだ?


体を起こして
先生を見ると…


『補習で寝るなー琴美氏!』

ポコっ

優しく頭を叩いて
先生が笑う。


寝起きに…

きゅんッ


『…っ!!』

一気に目が醒めた!


『よだれ出てるぞ』

『えっ!?』


慌て口に手をやる。

よだれなんて
出てなかった。


『…出てないです!』

『はいはい』


先生は笑いながら
千晴の方へ行く。


本当に…出てないもん…!!