私が平気でいるから 女の子たちの行動はどんどんエスカレートしていく。 体操服がないと思えば焼却炉に放り込まれていて、ごうごうと音をたてながら燃える炎の海に沈んでいった。 泣きたくはなかった。 泣きたくないのに、涙がでてくるのだ。 さ、な、ちゃ、ん。 言葉にすると、私たちの関係は解けて消えてなくなってしまいそうなほど曖昧で、怖くなって慌てて口を閉じた。