あれから二人が

別々の季節を感じて

どれくらい経つのだろう



季節はゆっくりと
変わってゆく中

一人
立ち止まったまま



過ぎ去った季節の中で

あなたからの便りは
運んではくれなかった

時もまたあの頃に
戻してはくれない


瞳を閉じ

あの頃の二人を映し出したとき

ほんの少し時を戻せる気がした

この先あなたを越える人が
現れるのだろうか