一君と左之君について食事の会場まで向かう。

途中で隊士さんたちが慌てて走っていくのを見た。

左之君たちに聞いてみると『遅くなるとどやされるから』と帰ってきた。

「私たちは急がなくていいのですか?」

「…多分、平気だ。」

「俺らは幹部だしな。」

軽い口調で帰ってきた。

…でもこれって軽い差別じゃないのだろうか?

「…幹部は一応仕事が多い上に機能は遅くまであったからな。問題ないだろう。左之は色々と略しすぎだ。」

私の疑問を察したかのように一君が説明をしてくれる。

「説明すんの苦手なんだよ。」

左之君が恥ずかしそうに教えてくれた。

「…左之の説明は余計に混乱することが多い。なにか聞きたかったら副長か山崎、山南さんあたりに聞くといいだろう。」

「一と総司も説明上手だぜ。あ、あと源さんだな。」

2人が説明上手な人を上げてくれる。

「ところで源さんとは?」

「俺らと同じ幹部の人だぜ~。飯の時にでも挨拶してみろよ。」

昨日会えなかった幹部の人らしい。

あとで挨拶してみよう。