「…総司、行くか。」

張り切っているのがよくわかる一君。

「あは、張り切ってますね?仕方ない。行きましょうか。」

口調の割にはうきうきが隠せていない総君。

「お?なんだ?手合わせでもすんのか?」

「あ、新ちゃん。」

「お~いいねぇ。俺も参加していいかぁ?」

「俺も俺も!」

3馬…平ちゃんたちも参加するみたいだ。

「じゃ、土方さんにでも審判頼みましょうか?」

さりげなく失礼な発言をした総君。

「…何でもいいから…早く手合わせを。」

張り切っていらっしゃる…。

「じゃ、審判頼んでから向かいましょうか。」

総君はそう言うと土方さんのもとへ。

土方さんはちらりとこちらを見て、立ち上がった。

審判をしてくださるみたいだ。

「…副長の前ならば、なおさら負けられない。」

一君は副長さんを敬愛してるのかな?

「今日の手合わせは大変そうだなぁ…」

「総司と一だもんな…時間もかかりそうだしなぁ…」

新ちゃんと平ちゃんが愚痴っている。

よっぽど展開が見えているのだろう。

「…行くぞ」

一君の言葉で皆が立ち上がる。

なんやかんや言いながらも皆楽しみだったみたいだ。