「まぁ良い。師範代なんだろ?」
「はい。」
「文句言われたら叩きのめせ。」
「副長とも有ろう方がそんなことを進めるのですか?」
普通に考えたら言わないでしょう…

「かまわねぇ。ただし、竹刀か木刀で頼むぞ。」
ニヤリと意地の悪い笑顔を浮かべる副長さん。

「そんなんだから鬼って言われるんですよ?」
「うるせぇな。」
罵りあっているように見えるけど信頼しあっている様な2人。

「…では、十六夜は怪我も有りますし1度解散にしますか?」
「そうするか。じゃあ十六夜の紹介はまた夜にな。」

副長さんの言葉で皆がバラバラになる。

「…立ち上がるぞ」
一君の声がかかると共に体に浮遊感が襲って来る。
「ひゃっ…」
恥ずかしい…驚いて変な声がでた…

皆さんが此方を見て笑っている。うぅ…恥ずかし過ぎる。