…
キーンコーンカーンコーン…
やっと休み時間になった。
みんながお喋りを始める。
うるさい教室はあんまり好きじゃない。
屋上にでも行こうかな…。
そう思って立った時、いきなりクラスの女子に囲まれた。
「…なんですか」
俺は不機嫌になる。
「塚原くん、はじめまして。あたしは…」
女子たちは順に自己紹介していく。
何も頼んでないのに。
「仲良くしてね!」
といって、一番前にいた女は携帯を出した。
「アドレス教えて?」
やっぱりか。
「いいよ」
嫌だと思っても断らない。
理由を話すほうが面倒だから。



