松口は1年のときは1組 里は2組であった。
2人はお互いにそんなに目立つ方でもなかったのでお互いの顔も知らず、1年間を過ごしていた。 しかし 1年の時の3学期、里が校門の所で友達になぐさめられながら泣いていた。
告白をして振られたのだろう。
松口は そこを野球部の友達で顔は世間的に見ても上の中には届くだろう瀬野風輔と、 松口との仲は良くないが、風輔と仲が良くちょっとポッチャリ系吹奏楽部の紺野卓己と歩いていた。 2人とも松口とは違うクラスで、正直言って2人ともクラスの中心的存在である。その2人が言った、 「なぁ風輔、 あいつって誰から振られたの?」
風輔は言った「 はぁ? んなこと知るわけねーじゃん。 お前の方が同じクラスなんだから知ってんじゃねーの?」
卓己は言った、「確か……… 俺のクラスの奴が 1組の中山って言ってたょーな…」
「はぁ?お前知ってんじゃん。 知ってんだったら俺に聞くなよ」余談ですが、 卓己は自分の自信のないことは絶対自分から言わない。 正直私は こーゆー奴は嫌いです。
風輔は言った「 中山かょあいつ俺らと同じ野球部のくせに、 妙にモテんだょなぁ 周平そう思わね??」
松口に始めて話が振られた。………
松口は言った「 ん゛っ まぁ、あいつはそうだね」
「ん゛っ」 は松口が話すのに困った時の口癖である。
風輔が言った「 ってかあの早阪って奴 どんだけだょ、 中山に告って成功するわけねーじゃん〆 あの顔で成功したら奇跡だょ、なぁ周平。」
正直言って 松口は困った、自分ょりも早阪の方が、 レベルが高いと思ったからだ。
でもここで違うと言ってはKYだと思った松口は、
「ん゛っ まぁ…」
風輔はさらに言った、「ってかなんかあいつ顔ゆがんでっし、 ちょっとキモいわ。 しかもあーゆー風にすぐ泣いて同情求める奴トカ超うぜー。」
風輔が 色々言っていたせいで、松口は自分の気持ちを心の奥に隠していた。
「やべぇ ギザカワユス」
松口は一目惚れしてしまった。