「太一、お前何にも話してないでしょ！！」




「あぁ、やっぱり…」


案の定里彩は小川が一番つっこんでほしくなかったとこを突いてきた。







「なんのこと??」






回りくどいことが嫌いな小川だが、ここはさすがに知らないふりをした。







「昨日言ったことだよ！！南ちゃんのこと言ったの??」





なんのことかを知ってながらも説明を聞くのはめんどくさいと思いながらも答えた。





「あぁごめん、忘れてた……」







小川は適当な嘘を考えようとはしたのだが、めんどくなって一番べたな言い訳を言った。