「あ〜、ホントどうしよっかなぁ……」




小川はどっちか１つに絞らなきゃと思いすごく必死に考えている。






「でもやっぱり先に約束したんだから、圭子と帰んなきゃダメだよなぁ……」




ちょっと申し遅れたが、圭子とは小川の彼女の名前である。





２人は付き合って４ヶ月くらいたっていて、まぁ言うならば普通な中学生のカップルだ。







そうして小川が一人で悩んで、帰る前に「トイレにでも行こうかなぁ」となぜか思って小川が歩いていると、里彩から声をかけられてしまった。






「あ〜、捕まってしまったぁ……」




小川は心の中で叫んでいた。