「いやっ、だからあの…昨日の話のだって!!」






松口には小川がわざと里の話にもっていこうとしていないことに、気付く気配すらない。






「はぁ、だからその南って奴の話しかしてないって。」





小川は精一杯ごまかしている。





こんなかんだで話しているうちに、学校に着いてしまった。




「あぁ、今日部活ないんだから、その話は帰るときでいい??」





めんどくさくなった小川は適当に流した。





すると松口は、


「OK、OK じゃあ帰るときな。」





松口は相当里の話をしたいらしい……