「 ん゛っ? あ゛っ」





松口は声を言葉にできず、みんなのとこに走って行ってしまった。



「私、なんか言ったかなぁ?」 里はなにも考えてなく話しかけたので、なにか自分がしてしまったのだと勘違いしてしまった。






「ねぇ、私今名前間違った?」 里は不安になり友達に聞いていた。 「違うって、周平君って照れ屋だから、女の子としゃべんの苦手なだけだって。」 松口と1年生の時同じクラスだった友達が里に教えていた。






「ふぅ〜ん、 あーゆー男子ってなんか可愛いょね。」 そのころ松口は興奮していた。






里が自分名前を知っていたことが嬉しくて嬉しくて、たまらなかった。




この気持ちをどう表現しようかと考えていたぐらいだ。








でも同じクラスなのだから名前を知ってて当然だと思うのだが。