その直後だった。

「ごめんて・・・謝ってるじゃん
そりゃ、連絡しないでどっか行ったのは、わたしが悪いよ!

でも、わたしなりに2人に気ぃ遣ったんだよ!?

しかも、わたしあの場にいても邪魔っぽかったし・・・


2人のデート邪魔しちゃだめって思ってるのに、
れんと離れたくなくて・・・

そうくんがわたしに声かけてくれたとき、わたし、安心したの。
『やっと、2人きりにしてあげられる』って・・・

だから・・・だから・・・

ごめん・・・ごめん・・・」

りんが何もかも吐き出した。

りんが泣きそうで
今にも崩れ落ちそうだったから・・・

俺はいつのまにか
りんを抱きしめていた。

「ごめ・・・りん」
俺は謝った。

「ちょ・・・れん!?
わたしならだいじょぶだよ///」

「な・・・りん。
お前、アイツのもんになんてならねーよな?」

それとも・・・
アイツのもんになるの?

「なるわけないよ!!!
わたしにだって、好きな人いるもん!」

・・・ぇ?

「ぇ・・・
そ、そーだよな!

お前にだって好きな人の1人や2人ぐらいいるよな・・・


・・・んじゃっ
俺行くから。じゃな」


胸の奥が苦しい・・・


あれ・・・?


俺ってりんが好きなのかな?