(あぁ…
ワインを一本空けたと
思ったら)
(中身は血液でした)
(葡萄ジュースより
騙し方がお粗末)

(嘔吐するまで
酔わせてくれ)
(全て
吐き出したいんだ)
(ストレスも
悲しみも苦しみも)

(貧血なんかじゃない)
(飲んだって
輸血されません)

人の中に
真実はありません
人間関係というものは
気休めでしか
ないのだろうか

弱みを見せれば
優越感に浸られ
助けを求めれば嫌われる

(before I murder you, and breathing stops)
(before I murder you, and being bitten by memory)


忘れられない
恐怖と痛みを
リアルに受け止めて
孤独に生きたくても
欲しがる愛情が
重くのしかかる

信じかけていた関係が 一瞬に崩れ
全てが 幻に変わって
他人行儀な思いやりとか
恐ろしくて
受け止めたくない

(before I murder you, and breathing stops)
(before I murder you, and being bitten by memory)


どんな関係であれ
人は行く道はバラバラで
隣には誰もいない
寄り添って
咲いていた花も
紫に変色する

気休めも裏切られれば
痛みにしかない
幸福と不幸の先には…

人との交わりは
苦痛でしかない
それでも人間は
孤独が
一番嫌いなんだけど
気を遣うのも嫌いな
我が儘の固まりで
複雑怪奇な
生き物でしかない

(清酒かと思ったら水でした)
(何とも分かりやすいお遊びでしょうか)

(僕の事は放っといて)
(上辺だけで「死ぬな」
なんて言わないで)

(痛い思いも
笑われたくもない)
(喉を引き裂く事が
許されないなら)
(嘔吐させて
眠らせて)