「はぁはぁ、はぁー、もう無理です。」

枕投げは意外に死闘を繰り広げ…体力の結果、二クスの勝利

ミランダは体力がつきベットに倒れこんでいた。

本当にこいつ今年で20歳って言ってたけど、精神年齢低すぎだろ。それにつられて、本気でやる俺ちょっと大人気ない…と気づいてしまった自分に落ち込む。

「本で読んだのと実際やってみるのでは全然違うんですね!枕投げはすごく楽しいです。女の子同士じゃないといけなかったのに、私につきあっていただいてありがとうございます!」

ミランダはニッコリ笑ってお礼を言う。
いや…普通ここまで白熱するもんじゃないし、間違った知識を教えてしまった…そこのところには間違ってるとか、変って思わないのが世間知らずなのか素直というか…恐ろしい。今更、訂正するのもめんどくさいしいいか。

「…おう。」




何か慣れない事したせいか、どっと疲れが。
二クスがミランダを見ずに片手をあげて、ミランダのお祖母さまが使っていたらしいベットに潜り込む。
「寝る。おやすみ」

「はい!おやすみなさい。」

まったく、何が嬉しくてニコニコしてんだか…よくわからん。