少女の後を追い、北の森に入ると先ほどまでいた東の森とは違い鬱蒼とした雰囲気がし、日も大分高くなったというのにこの森にはあまり日が入ってこない。

不気味だな。あの少女はこんなところに住んでいるのか?

どんどん奥に進んでいく少女、意外にこの鬱蒼とした森の道をすいすい進んで行き、見失わないように後を付けていく。

すると、急に光がさす場所に出た。
そこには泉があり一軒の家が建っていた。
泉の周りにだけ光が降り注ぐように空が見えていた。
それに、泉の中に1本だけ生える木が神秘的だった。

少女はその家の中に入っていった。

こんな村から離れた森の中に住んでいるってことはもしかしてあの少女は魔女なのか?
しかし、とても魔女には見えないが・・・

少し様子を見ていると、少女の入っていった家からまた少女が出てきた。
しかし、さっきの格好ではないく真っ黒なローブを着てフードまでかぶり籠を持ち出かけていった。

少女が出て行った後、少女がいた家を窓から覗くと誰もいなく、鍵もかかっていない、中に入って待たせてもらうか。