放課後 寛貴を待たずに校舎を出た 寛貴にはメールで先に帰ることを伝えた マナに悪い気がしたが、それよりもしなくてはならないことがある 外の空気は肌に纏わり付くような暑さで、もうすぐ梅雨がやってくることを予感させた