チャララ~♪

想太がいなくなって2週間が過ぎた頃、想太専用の着信が鳴った。


嬉しさと悲しさが混じって自分の気持ちが整理できなかったけど、電話に出た。



「…もしもし?」

声の震えを一生懸命抑えながら声を出した。


「……優良、ごめん。別れよう。」

「…え?……」



ブツッ…プープープープー

虚しく、機械音だけが響いていた。