【惹】

ここのところ気になる人。

松井冬子(日本画家)
三浦しをん(作家)
森薫(漫画家)

です。

PCの壁紙を松井冬子(新進気鋭の画家。凄味のある美人。美人過ぎて怖い)の絵にしたら旦那が本気で怯えていました。

伝統的な日本画の技法で描かれたとても美しい絵なのですが、よく見ると少女の内蔵が飛び出ていたり、木の枝に無数の顔が苦悶の表情で浮かんでいたりするんですよ。

気付いた瞬間、きっとマトモな神経の持ち主であれば"気持ち悪い"とか"怖い"とか感じるはず。

内臓出てる絵が突然デスクトップに貼られていたら、病んでるかと思いますよね(笑)共用のパソコンでないにしろ、悪いことをしたなぁと。

この方の絵はかなり賛否両論あります。良くも悪くも本人がすごい美人なので、メディアが取り上げるんですよね。(最近流行りの「美人すぎる〇〇」に乗っかってしまった訳です)
芸術家というのはいつの時代も、時に持て囃されるものを嫌いますから。

でも、この方の作品は表面的ではあってもとにかく綺麗なんです。幽霊なんて描かせたら当代一だと思う。
ちょっとヒヤっとするから夏らしくてイイかな、、、なんてね。という訳で、私のデスクトップでは犬が少女の足にがっぷり喰いつこうとしています。逃げろ!少女!

三浦しをんさんに関しては『舟を編む』(今年の本屋大賞受賞作)で落ちました。どこかで呟いたかもしれませんが、日本語というものに深く思いを馳せて愉しめる類の方にはオススメです。

例えば「あがる」と「のぼる」の違いについて。階段をあがる、階段をのぼる。どちらも正しいしどちらも同じ行為を示している。さて、ではこの2つの単語の違いはどう説明する?と(笑)

『舟を編む』は広辞苑のような辞書を何十年もかけて編纂し刊行する、大手出版社辞書編集部の熱い戦いの物語なのです。何が熱いって、その日本語に対する執拗な愛情。爆笑しながらも、言葉を紡ぐ者たちにとっては「…わかる!」と膝を叩いてしまうこと必至です。


、、、暑苦しいな私、、大丈夫ですかみなさん。この辺で一服して下さいね。

ささ、粗茶をどうぞ。


ずず〜…っ




………ふう←お前が疲れただけだろう


もうすぐ、七夕ですね。