【師走】

12月13日火曜日
こんばんは、葵です。

先週土曜日の夜は、絶好の皆既月食観測日和でしたね。
みなさん、ご覧になりました?

びっくりするくらい大きくてまんまるだったお月様。夜9時半くらいから次第に欠け始めて、深夜0時には全体が赤っぽい色に染まっていました。

ちょうど仙台にいたダーリンと電話を繋いだら、月の欠け具合が全然違っていて驚きました。静岡が半月〜三日月の中間くらいのとき、仙台ではまだ膨らみのある状態で。

小さな日本の中でも、こんなに影のかかる範囲が違うんだねー!と。

旦那が電話口でぽつりと言った「違うところにいるね。」という台詞が、凍えそうな夜空にしんと溶けて、とても良かった。冬は人恋しくなりますね。



もうすぐ、東北の空にもサンタクロースがやって来る。

今日、成田空港にフィンランド政府公認の「サンタクロース」が到着したそうです。これから被災地の幼稚園や保育園を回るということですが、これほど「サンタさん」に期待したい年もないって思いました。

子供たちに、だけじゃない。プレゼント、だけじゃない。大人にも、その皺くちゃの手で温もりと夢を与えてくれる、サンタクロース。

「ヴァージニア=オハンロンのお話」をふと思い出して、顔を綻ばせる師走です。(ご存知ない方はぜひ調べてみて下さい。すぐヒットすると思います。)

「Yes, Virginia, there is a Santa claus.」
そうだよ、バージニア。サンタクロースは、本当に、いるんだ。

「愛」や「思いやり」「いたわり」などがこの世界に確かに存在しているように、サンタクロースも、ちゃんといる。
ひとは、自分のわかることだけが全てだと思ってしまいがちだけど、本当の本当っていうのは、ひとの目には見えないものなんだ。

…『星の王子様』にも通じるような、アメリカのとある新聞記者と少女のやりとり。私が、とある学校に通っていたときクリスマス会で朗読したものです。詭弁とは言いたくない、とても美しい真実のお話。



またしても長くなってしまいました。
あなたのところへも、サンタクロースが訪れますように。

Wish you a very merry Christmas!