暗くて顔見えねぇ。 近づいてみると やっぱり浬愛だ…。 何やってんだ? 男と揉めてんのか? アイツ男いたのか…。 なんてショックを受けて その場を去ろうとした時 『いやぁ。誰かー。』 浬愛が叫んだ。 俺は急いで引き返す。 ――――ハァッ ハァッ 駆け付けてみると そこには さっき揉めてた男に押し倒されてる浬愛がいた。 「何してんだテメェ? 嫌がってんだろ。 離れろや。」 ――――バキッ 『…ッ。』 俺の顔を見るなり慌てて逃げてった男。 追いかけようとしたら 浬愛に腕を捕まれた。