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「…で、帰ってきちゃったってわけね」
「うん。だって、小沢くん、わけわかんないんだもん!」
さっきのことを歌穂に言うと、歌穂はため息をついて、あたしをじーっと見つめてきた。
「か、歌穂…??」
「つぎ、移動だよ。行こう」
それだけ行って、移動の用意をしはじめた。
「な、なに言われるのかと思ったよ〜」
なにを言われてもいいように、覚悟していたあたしは、一気に力が抜けた。
「まあ、くよくよ考えててもしょうがないよ!気にしないのが1番なんだから!行こうユズ」
それだけ行うと、教室から出て行く歌穂。
「あ、まってよ歌穂ーー!」
あたしも急いで歌穂を追いかけた。
そうだよね。くよくよ考えててもしょうがない。
忘れよう。
…ってゆうか、気にしないようにしよう。

