「もういい。なんでもねーよ、ばか」
そう言ってあたしの目を手で覆ってきた。
「わっ、小沢くんっ!!!」
視界が暗くなって、小沢くんの手からほんのり温かい熱が伝わってくる。
それに無償にドキドキして、恥ずかしくなってきて、離してと言わんばかりに、バタバタと暴れてやった。
「…ちょ、やめろって!!鼻のティッシュ取れるって」
「もー、小沢くんなんて知らない。」
なんて言いながらも、少し嬉しいななんて思っちゃってたのは、内緒。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…