「えぇぇ、そうなのかあ……あ、でも好きとか?」 「…ぶっ……」 また奈那子さんの突然の質問に思わず吹き出してしまった。 「ユズちゃん?大丈夫??」 「大丈夫じゃないですよぉぉ」 みるみる赤くなるあたしを見てわかったのか、奈那子の表情が更に優しくなった。 「それなら、今日は頑張ってねっ」 小声でそんなことを言われて、あたしは更に赤くなった。 ……その後も、いろいろ奈那子さんと喋ってるうちに目的地の海に到着した。