「お前、いくら女同士だからって手出すのは卑怯だ……」
「冷雅…最低!!」
それだけ言うと、女の人の目は泣きながら走って保健室を出て行った。
「あの、ごめんなさい!!」
あたしは走って行く女の人に、頭を下げて謝った。
「別にあんな奴、謝る価値もねぇよ……」
小沢くんは冷たくいい放つ。
「小沢くんも、ごめんなさいっ」
あたしは保健室に入って行く小沢くんを追いかけながら、謝った。
「別に………」
小沢くんはそれだけ言うと、保健室の先生の椅子に座った。
「あの、あたし小沢くんを探してただけで………」
あたしは、無意識に目の前にあったベッドに座った。
「へぇ………それって、つまり………」
小沢くんは椅子から立って、あたしの方へ近づいて来た。
「お、小沢くん?」
『ギシッ』
あたしは、そのままベッドに押し付けられてしまった………

